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フリーランスになって、毎日自由に働きたい、と考えている人もいるかもしれません。
僕自身は一度も転職せずに社会人4年目にフリーランスになり、丸3年となろうとしているので、僕自身の経験をもとにお話ししていきます。

フリーランスと仕事

フリーランスに向いている人は交渉ができる

自分で仕事をとってきて、契約を取り付けて納品するわけですから、交渉できることは第一条件です。

できる仕事の内容を伝えて、相手のニーズを汲み取りながら柔軟に仕事内容を設定していく。会社ではないので、仕事の内容を柔軟に変えて相手にフィットさせられるのは個人のフリーランスならではだと思います。

また予想できるトラブルについてもあらかじめ確認しておくことで、仕事の余裕を持たせることができます。

よくあるのが仕事が遅れたり、事故で物品が約束の期日までに届かなかったり、病欠でスタッフの一人が抜けてしまって計画が止まったりといった点です。

予期せぬトラブルは予期できる」といいますか、たいてい物事は予定どおりにはいかないため、ある程度の余裕を持たせた上で計画を確定できる交渉術が必要になります。

また、必要とあれば、容赦なく遠慮なく「NO」を言えることも必要だと思います。

クライアント側はフリーランスをバカにしていたり下に見ていたりするわけではないのに、フリーランスからするとありえない要求をしてくるときがあります。
これは単にフリーランスと会社員の時間の違いについて無知であるがゆえに起こるのですが、「なんでそれを報酬なしで、フリーランスの僕がやらなくてはいけないのですか」と感じることは多々あります。

会社員と異なりちょっとした作業や打ち合わせをやるかどうかは判断が難しい場面がありますが、フリーランス側はできるだけ不要な作業は避けるものですから、嫌だったらすぐに断る勇気が必要です。

人との交渉が苦手で、できるだけ人と会いたくない人は営業や契約周りだけを専門のエージェントなどに丸投げするのもありだと思います。

カメラマンであればエージェンシーにたくさんの人数が登録されていますが、それも撮影だけに集中するためだと思いますし、そうしたほうが精神的にクリーンになる人も多いと思います。

同様にフリーのライターについてもライターエージェンシーのような会社がいくつかあるようなので、条件を見ながら登録してみてもいいかもしれません。

フリーランスに向いている人は自分の責任範囲を明確にできる

交渉にも関連しますが、フリーランスは自分の責任範囲を明確にできることが大切だと思います。

仕事のどの範囲までを自分がお金を受け取ってやるか、を事前にはっきりさせてから動くということです。

ただでは動きませんよ、ここまではお金をいただいてキッチリやりますよ、ということですね。

たとえば編集の場合だと、よくあるのが本を出した時の販促キャンペーン。
フリーランスで本の制作に関わっている場合だと、一般的には印刷所に持ち込むデータを仕上げる「校了」までが仕事範囲で、発売された以降は仕事とはみなしません。

ところが、それまで長期間、本を一緒に作ってきたことでチームの一員という意識が芽生えて、出版社側も販促を依頼しがちです。
「発売した翌週に書店で著者イベントがあるのですが、編集担当としてきてくれませんか?」というケースです。

基本的にこういった場合はお断りしています。あくまで仕事の範囲として決めたうえで動いていたので、そのルールを自分で破ってしまうと、仕事の範囲があやふやになるためです。

参加するだけならまだよいのですが、販促物や営業チラシ(A4サイズのビラ)をつくってほしいと言われることがあります。
こちらも仕事として新規に依頼してくれるのであれば喜んで受けるのですが、編集の仕事に付随するものとして追加料金なしで依頼された場合は交渉の余地なく断っています。

仮に何かの作業を「ついでだから」と無料でやってしまうと、他のクライアントでお金を払って依頼してくれた人に説明がつかないためです

また、「本来は仕事の範囲外だけどなんとなくやってしまった」という場合、予期せぬトラブルが起きたときがすごく面倒です。
「まあ営業チラシくらい、仕事の範囲外だけどつくってあげるか」と考えて受けてしまうと、もしその営業チラシが期日までに完成せず迷惑をかけてしまった場合に、誰が責任を負うのかわからなくなるためです。

フリーランス側は「もともと仕事としてやってないんだし、まあやらなくてもいいよね」と考えているのですが、クライアント側は仕事と同じようにサービス部分についても仕事としてみなしています。フリーランス側がやってくれるだろう、を前提に動いていたらアウトです。

フリーランスは自分の仕事の範囲で責任を負いますが、仕事の範囲から出たものと思っていて、結果やらなかったとしても、周囲からは「なんでやらなかったんだ、責任を取れ」と言われかねません。

「え、この部分については仕事じゃないからやってないんですけど…」と事後的に言うのではなく、最初の時点で「仕事の範囲じゃなので、やりませんよ」ときっぱり伝えるべきです。

こうした、トラブル時の責任の観点からも、「ちょっとくらいいいか」は危険なのです。

フリーランスはあくまで書面で取り決めた仕事の範囲だけをキッチリとやらなければ、周囲に感謝どころか迷惑すらかけてしまうのです。

フリーランスとお金

フリーランスに向いている人はお金の長期管理ができる

続いてはフリーランスとお金について。僕自身も起業してから幾度となくお金に悩まされてきましたが、2年の経験を経て感じているのは「短期間ではなく長期間でお金を捉えることができる人」が必要だということです。

起業前後ではたくさんの起業入門本を読みますが、キャッシュフローについての本をいくら読んでも当時の僕にはピンときませんでした。

おそらく、会社員のほとんどの人は、同じようによくわからないのだと思います。

ところが、フリーランスになってしばらくしてから、僕自身キャッシュフローの意味がはっきりわかる瞬間が訪れました

それはエクセルで、月ごとの入金予定と出金予定、自分への役員報酬(給料)の支払い予定についてまとめてみたときのことです。

「このままだと12月に自分の給料が払えないな」
「この売り上げを3月までにもわらないといけないから、担当者に催促しよう」
「あの仕事、金額は大きいけど入金が遅すぎるな、次はやめとこう」

など、それまでもらうだけだったお金が、自分で動いて「取りに行く」ものに転化したのです

またたいていフリーランスであればいくつかの取引先と同時進行で仕事をしているわけですから、キャッシュフロー表を見ながらどの取引先と優先的に仕事を進めれば最も予定通り進むかを考えるようになります。

これが日頃の仕事の優先順位に関わってきます。 エクセルのキャッシュフロー表を整理すると、自分が一年間でどの時期にどういう仕事を優先的に進めれば結果的に最も利益が上がるかを考えるようになりますから、仕事の迷いが減ります。

最初の頃は、今働いている仕事の報酬が翌月末なのか翌々月なのか、お金を稼いだら何を買いに行こうかなど短期的な予想ばかりしていたのですが、短期間でとらわれてしまうとうまくいきません。
「先月あんなにがんばったのだからちょっとくらい贅沢してもいいだろう」と考えてしまうためです。

僕の会社でいうと2018年から4期目に突入しますから、こうした短期的な視点で見ることはほぼなくなりました。
いまでは家のデスクの横に1年数ヶ月後までの長期キャッシュフロー表をつくって貼り付け、それをみながら日々の業務に取り組んでいます。

こうした長期的なお金の見方は、直接誰かから教えてもらったものではなく、結果的に自分でこうしたほうがうまくいくということがわかったからに他なりません。

これが難しいところで、ひとり起業のこうした細かいテクニックは、会社員時代に何度聞いても永久にピンとこないものです。

起業して痛い目を見ながら体感して実地で身につけていくしか方法がないのです。

フリーランスに向いている人は必要なものを即決できる

続いては、お金の余裕を見ながら、必要なものをどんと買う勇気が必要だと思います。

フリーランスはパソコン一つで起業できるとはいえ、そのパソコン関連でもお金をかけられるポイントはいくつかあります。

まずはパソコン本体。ライターであればそれほど差はないでしょうが、動画クリエイターなどパソコンのスペックが重要な仕事だと仕事の成果に直結します。
設備に投資するつもりで即決できるかが分かれ目です。

またiPadを仕事で使うならばパソコンとは別に買うべきですし、不要ならば購入する必要はありません。

続いてはパソコンで使うソフト。僕自身はAdobeCCの月額パック(月5000円程度)に入っていますが、これはなかなかの固定費です。 またグループワークウェアとしてチャットワークや会計ソフトのフリー、TODOソフトのTodoistなど月額制で利用できるソフトを使うかどうかは判断のしどころです。

続いてはデスク環境。オフィス用の椅子やパソコンにつなげる大型モニターなど、パソコン関連電子機器で仕事に直接関わるものは惜しみなく良いものを買うべきです。

またコワーキングオフィスなどのオフィス環境。自宅やカフェでどうしても作業がうまくいかないときには、月額8000〜15000円程度のコワーキングオフィスを探して契約します。

それ以外についても、基本的に僕は「毎日本業で使うものは、一番いいものを買う」ことにしています。 仕事において、良いものはそれなりに成果が安定しますし、壊れたときのサポート体制やウェブサイトでのQ&Aも充実しています。なにより「うまくできなかったことを道具のせいにしない」ようになることが大きいです。

とはいっても一部のクリエイターを除いて必要なものは50万円以下で全て揃うでしょうから、それほど無理しない範囲で良い道具を揃えてほしいものです。

僕自身も昨年は「あれも買いたい、これも使いたい」となっていましたが必要なものをすべて買い終わると誘惑がなくなりました。
結果的に時間の節約になったと感じています。

フリーランスと自己管理

フリーランスに向いている人は体調にも気を配れる

フリーランスにとって大敵は急病です。 特に直前にインフルエンザになって打ち合わせや取材に同行できなくなれば、予定が狂って大惨事となります。入ってくるはずのお金も失ってしまうため、健康には人並み以上に気を使わなくてはいけません。

手洗い・うがいなどの予防策だけではなく、普段の栄養や運動、睡眠などすべての方面において正しい知識を身につけ、実践している人が健康を保つことができます

なお僕自身はそちらについてはある程度意識をもって行なっていることもあり、フリーランスになってから病院に行ったりしたことは一度もありませんし、風邪で仕事に行けなかったこともありません

フリーランスに向いている人は変化を恐れない

最後は、変化を恐れないことが大切なのではないでしょうか。

フリーランスで働いているとそれまで当たり前だったことが突如方針転換して全く違う働き方をしなければならなくなることもあります。

フリーランスとしての自分の生き方を決めるのは自分自身だけですから、自分の決心さえあれば変わることは容易です。

単純に変わることが良いのではなく、常にそれまでの自分の中の常識を疑いながら、本当に正しいのか違うやり方をやってはいけないのかを自問自答しながら、新しいことに積極的にチャレンジすることが必要です。

仕事の力の配分を少し変えるだけで変わる取引先であったり自分の働く時間であった場所であったり、作業の負担も変わってきます。ストレスも変わってくるでしょう。

これまでの居心地良い状態から抜け出して、より高い目標に向かって自分自身が変わることを恐れない心が必要ではないでしょうか。 僕自身もこれまでフリーランスしてどうやって生きていくかを常に迷いながら考えてきました。

迷った結果として3年目にこのブログを始めて、個人での情報発信をすることを決意したわけですが、このブログの開設に至るまでも紆余曲折がありましたし、これから自分がどうなっていくのか不安と期待が入り混じる感情を抱いたこともあります。

フリーランス同士も常に状態が変わっているため、久しぶりに会った時にお互いが全く違うことをやっていることもありえますし、その現実を受け入れなくてはいけません。

自分の仕事に対する世の中の反応と、 フリーランスとして求められるニーズをすり合わせながら変化していくのです。

以上、思いついたものからフリーランスに向いてる人特徴をあげてみました。 僕自身もまだまだ社会人7年目フリーランス3年というところですからこれからさらに発見もあるでしょうし、自分自身を高めていかなくてはいけないなと感じています。

これからフリーランスになる人に対しても、自分が苦労して学んできたことをひとつふたつと伝えていければと感じています。

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Ryuki Hayano

早野 龍輝 (Hayano Ryuki→はやのん)編集者&メディアディレクター。 2012年、新卒から書籍編集者となり、ビジネス書づくりをスタート。自己啓発や経営書を中心に、自分と同世代の読...

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