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このブログでは、社会人1年目には、いろんな本をとにかく読みましょう(乱読)ということを推奨しています。
今回はその乱読の心強い味方、Kindle Unlimited についてお話します。

Kindle Unlimited とは

Kindle Unlimited とは月額制で登録された本の中から10冊を選び、自分のデバイスにダウンロードできるというサービスです。

11冊以上になる場合はすでにダウンロードしたものの一つを消すことでダウンロードが可能になります。
つまり、常にKindle Unlimitedに登録された本を10冊選んでダウンロードしておける、というサービスです。

1000円弱で10冊読めるわけですから、1冊あたり100円とするとお得かもしれません。
また紙の本であれば10冊を同時に持ち歩くことはまず不可能ですから、iPadやKindle専用リーダーに10冊の本が入ることは持ち歩くうえでは非常に便利だと言えます。

しかしKindle Unlimitedに登録されている本は、良いものもあれば悪いものもあります。

たとえば、出版社が出した本がすべて揃っているわけではありません。
また、ページ数が明らかに少なかったり、役に質の低いものもたくさんあります。

以下は、そうした質の低いものに時間を取られないようにするためにどうすれば良いのかについてお話ししていきたいと思います。

ダメな電子書籍が生まれる理由

Kindle Unlimitedに登録される本は、どのように決まっているのでしょうか。
一般的には、電子書籍を発行する際に、Kindle Unlimitedに登録するかどうかを聞かれるので、そのときに登録を決めるのが通常の流れです。

例えば毎日たくさんの新刊を出している大手出版社であれば、どの本をKindle Unlimitedに出すかの基準があります。
逆に出版点数が少ない出版社であれば、著者と話し合ってKindle Unlimitedに登録するかどうかを決めていると思います。

Kindle Unlimitedに登録すると、印税は低くなりやすいです。
登録する側としては、「読み放題に登録することで、印税以上のメリットがある」場合にのみ登録を決めているといえるでしょう。

では専門の出版社ではない人が電子を配信してKindle Unlimitedに登録している場合、どうなるでしょうか。
この場合、自分のビジネスに誘導したり、自分のサービスを宣伝したりということが、登録のモチベーションになるかもしれません。

小銭稼ぎで電子書籍を乱発する業者がいる

Amazon上には、「Kindle Unlimited」で儲ける方法という書籍が散見されます。
Kindle Unlimitedの仕組みを利用してページ数を稼いでいるのです。

Kindle Unlimited では固定の印税がない代わりにページ数をたくさん呼ばれた人にたくさんのお金が支払われるようなモデルが採用されています。
この仕組みを悪用し、不必要にページ数を多くすることで、印税にあたる権利収入を意図的に得ようとしているのです。
このため内容が凡庸であってもページ数が多い本の方が権利収入が得やすい仕組みになっています。

Kindle Unlimitedで権利収入を得ようとしている人は、とりあえずたくさんのページ数を稼いで、電子書籍としてできるだけたくさん販売し、露出を増やそうとしている場合が多く見られます。

その場合につけるのは、過激なタイトルや羊頭狗肉、つまりたいした内容でないものを大げさなタイトルをつけて派手に宣伝しているケースです。

電子書籍の特性から言うと、とりあえず配信して、多少ミスがあったりクレームがあったとしても配信停止をすれば済む話です。
そのため配信側としては、とにかくまず配信。多少問題があったり、質が低かったとしても、配信してみて問題がなければそのままにしておくということが戦略になっています。

こうした背景から、使う読者側にはこんなトラブルが起きます。

「魅力的なタイトルだからダウンロードしてみたら全く内容が薄かった」
「そもそもタイトルに書いてある内容に触れていなかった」
「無駄にページ数が長かったり内容が薄いまま延々と続いたいった」

これらは自由に内容を決定できる電子出版電子書籍ならではの大きな問題点です。

読者としてはこうした権利収入を荒稼ぎするために本の形式を借りた人達に時間を奪われることがないようにしたいものです。

著名な出版社の本を選ぶ

一般的に、紙の本を多数刊行している有名な出版社から出ているKindle Unlimitedの本であれば、一定のクオリティを担保されています。
出版社も自社の信用をもとに出版物を出しているので、明らかに呆れるほど質が低いということはないでしょう。
著名な出版社であればタイトルと内容が違うということはまず起こりえないと思います。

注意するべきは、出版社ではない個人の発行元の電子書籍
また明らかに胡散臭い会社実態のない会社から出ている電子書籍です。

Kindle Unlimited は一冊一冊あたり無料で読めるような気がします。
しかし最後は自分の払っている月額1000円弱のお金がその人達に分配されているのですから、悪いものは見分ける・読まない・ダウンロードしないことが大切になってきます。

タイトルではなくカバーデザインないしは最初の本文の試し読みができるのであれば、試し読みをしてみてから読むかどうか決める。それが大事だと思います。

ダメ電子書籍の見分け方

カバーデザインがきれいかを見る

うさんくさいダメ電子書籍の見分け方として、カバーデザインがきちんとデザイナーによってデザインされているかを見分けることは有効だと思います。

ちゃんとした編集者が編集している質の高い編集物であればカバーデザインに一定のお金をかけてあるはずです。
カバーデザインがきちんとしている本は、読んでみても損がないかもしれません。

逆にカバーデザインだけで内容が質が高いかどうかを見極めるという訓練をしてみるのも手かもしれません。
カバーから感じる雰囲気内容を予測できるようになれば、どんな出版物や電子書籍に対しても見極める力がつきます。

著者のプロフィールを確認する

また、カバーデザイン以外では、著者のプロフィールを詳しく見てみることが有効です。
同じ内容であっても、著者のプロフィールがうやむやに書かれていたり、会社名が書いていなかったりすると、とても怪しいと言えます。
プロフィールに会社名やブログのアドレスなどが明記されていれば、そのホームページを見てみて確かめてみることが大切です。

著者名がペンネームの人は疑ってかかってもいいかもしれません。ペンネームであれば、例え間違いを書いたとしても社会的に責任を問われることがないためです。もちろん、もしペンネームであってもブログで毎日意味のある内容を書いているのであればしてもいいと思います。

誰でも出せる電子書籍だからこそ、その著者プロフィールやカバーデザインのクオリティを厳しく見ることが大切です。
時間は有限ですから、無駄な本に時間を取られないようにだけはしたいものです。

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Ryuki Hayano

早野 龍輝 (Hayano Ryuki→はやのん)編集者&メディアディレクター。 2012年、新卒から書籍編集者となり、ビジネス書づくりをスタート。自己啓発や経営書を中心に、自分と同世代の読...

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