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紙か電子か、メディアの形態で学びは異なる

これからビジネス書をたくさん読んでいきたいという人には、紙の本と電子書籍について学びの仕方が違うということを覚えておいてほしいと思います。

実は、紙の本と電子書籍では、人間の頭への入り方や記憶の定着、また日頃の読書週間の作られ方が大きく異なります

メディアの形式によって学びは異なりますから、電子書籍は単純に紙の本を電子化してファイル化したものではないということを心に留めておいてください。

以降は、若手ビジネスマンのビジネス書や実用書の読書を前提として、お話ししていきます。

紙の本でビジネス書を読むメリット

紙の本でビジネスに触れる場合、「自分の学びたい内容がどれくらいの分量であるかが最初に一目でわかる」ということが大きいです。

自分が今から学ぼうとしていることがどれくらいの時間がかかるか、どれくらいの難易度のものなのか。
それが紙の本の場合では一目瞭然です。なぜなら、

・手に取った時の重さ
・ページ数
・文字数
・文字の大きさ
・イラストや図の量

が紙の本では直感的に分かるからです。

紙の本を渡されたら、必ず誰しもパラパラとめくってどんな本なのかを最初に確かめてから読み始めると思います。

紙の本はのちのち思い出しやすい

また、紙の本で学んだことは、のちのち思い出しやすいのではないでしょうか。
「あの本のあの位置に買いてあったな」ということが紙の本のほうが記憶しやすいという経験があるかもしれません。

それは、内容ではなく位置を覚えているためです。
本の前半だったのか後半だったのか、本の上に書いてあったか下に書いてあったかなど、人間は文字による内容の情報以外にも、「どこにどんな感じで書いてあったか」などの周辺的な情報を意外と覚えているものです。

紙の本は実感が得やすい

また本を読んだな、本を読み終えたなという実感が強いのも、紙の本ではないでしょうか。

特に読み終えた本を自宅に保管しておきたい場合、本棚に好きな本だけを並べて置くことで、「自分がどれだけ読書してきたか」を視覚的に確認することができます
どうしても場所はとりますが、場所取っているがありがたみが増します。
日頃生活している中で本の背表紙が見えるだけでも内容思い出すことができるでしょう。

また、目に触れるという意味では、読者を煽るようなタイトルや読者に勇気をもたらすタイトルの本であれば、置いておくことで毎日そのカバーを見ることができます。置いておくだけで勇気をもたらされるかもしれません。

電子書籍でビジネス書を読むメリット

つづいては、電子書籍でビジネス本を読む前についてです。

最大のメリットは、空き時間移動時間を最大活用できるということです。
電子書籍の特徴は、持ち運びやすさと保存のしやすさではないでしょうか。
電子書籍はデータですから、iPadや専用リーダーを持ち運んでいれば常にどこからでも読むことができます。

5冊でも10冊でも持ち運ぶときの重さが変わらないので、今日はどれを読むかわからないけどとにかくたくさん持ち歩いていたい、という場合に電子書籍は活躍してくれます。

特に出張や旅行など荷物をできるだけ減らしたい場合や、荷物は多い場合は本の重量を減らために書籍を持ち歩くという人も多いでしょう。

また紙の本をめくる場合に比べて、見開きのサイズではなく常に1ページサイズで表示されるためコンパクトです。
電子書籍は電車や新幹線など狭い場所でも、場所を取りません。
コンパクトにいつでも読み始めることができるというのは大きなメリットです。

空き時間を有効活用したい場合には、常にスーツやコートのポケットに電子書籍リーダーを忍ばせておいて1分でも時間があれば読むという習慣をつける。
こうすれば電子書籍のメリットを最大限活かすことができます。

電子書籍はすぐに手に入れられる

電子書籍のもう一つの利点として、ある本をSNSやブログなどで知ったとき、その本が読みたいと思った時にすぐにその場で購入してダウンロードできることが挙げられます。

書店がネット上に24時間オープンしているわけですから、欲しいと思ったらすぐ購入して手元に届くということは大きなメリットでしょう。

電子書籍は中身をあまり確認しないまま購入することが多いですから信頼のあるブログやSNSへの紹介が購入のきっかけになることがあると思います。

また電子書籍を販売する場合にも、特定の人気ブログで紹介された途端にすぐに500ダウンロード、多ければ2000ダウンロードされてしまうことも起こり得ます。

そのため、「いまこの瞬間ネット上で流行している電子書籍について、すぐにキャッチアップすることができる」というのも電子書籍の魅力です。

最初は紙の本を多めに読んでシフトしていく

以上の比較を経てビジネス書を読みたい人におすすめなのは、どちらがいいのでしょうか。
僕は、紙の本だと考えています。

まずは品質の担保がある紙の本で読書の基礎体力をつけ、ビジネス書の名著と言われているシリーズを一通り読んでみてください。

電子書籍はもう少し読書経験を積んで、表紙や本文の調子でだいたいどのようなことが書いてあるか分かるようになってからさらにスピードを上げていく段階で有効になってきます。
あまり本の読み方がわからないうちに安いから、荷物にならないからといって電子書籍をやみくもにダウンロードしてしまうと、失敗します

電子書籍には 一定の確率で質の低いもの誤った情報のものがあるということを知っておきましょう。出版社がクオリティを担保している本ではなく匿名の個人が電子書籍だけで出しているものは質が低くなりやすいためです。質の低い電子書籍を読んで時間を浪費してしまうということになりかねません。

紙で読んで電子で保存、は有効

なお、合わせ技として、紙の本で読んだ後、保存用に電子書籍で同じものをダウンロードすることは良い方法だと思います。
例えば図書館で読んだ有名なビジネス書があまりに素晴らしかったので、自分の電子書籍リーダーにもダウンロードして入れておきたいと考えることは有効です。

頭に入れるのは紙の本、保存して持ち歩くなら電子書籍、ということを覚えておきましょう。

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Ryuki Hayano

早野 龍輝 (Hayano Ryuki→はやのん)編集者&メディアディレクター。 2012年、新卒から書籍編集者となり、ビジネス書づくりをスタート。自己啓発や経営書を中心に、自分と同世代の読...

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