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そもそも身だしなみに気をつけているか

社会人になると身だしなみも大事です。

もちろん、スーツも大事ですがそれ以上に気をつけてほしいのは革靴ではないでしょうか。

大多数の男性ビジネスパーソンは革靴を履くことが多いと思います。
また、 IT企業など、企業など比較的服装が自由な職場であっても、ビジネスパーソンの基本として一つ革靴は持っておいても損はないのではないでしょうか。
引き締められる時が引き締められることは、服装が自由な社風の人こそ大事ですから。

ところで社会人2年目、3年目になったころから、「3万円以上の良い革靴をひとつ買え」と言われることがあるかもしれません。
今革靴といえばスーツカンパニーやスーツセレクトなどに行けば1万円前後で買えますし、若手のうちはそれでも構わないかもしれません。
しかし少しお金に余裕ができたらもう少し良くワンランク上の革靴メーカーの靴を履いてみたいものです。

僕自身も会社員時代は、ポールスミスの革靴を二つ使い回していましたし、特に不自由は感じませんでした。
ところがある日、10歳以上年上の先輩に「3万円以上の靴を買うと世界が変わるよ」と言われたのです。そのときは気にしていませんでしたが、フリーランスになって2年目の春に革靴を買ったことで、一気に考えが変わりました。

僕が買ったのはパラブーツ。パラブーツは日本でも人気の革靴メーカーですが、新品で買うと7万円近くします。
新品のパラブーツを買って履き込むようになってからは、随分と革靴に対するイメージが変わりました。
パラブーツ買って1年ほど経って思うのは「買ってよかったな」という思いです。高いものは当然物持ちがいいですが、それ以上に物事に対する考え方や、世界を変えてくれます。

以下は、革靴を大事にすると得られることについてお話ししていきます。

靴を磨き始めると、磨いている人とわかりあえる

毎日の基本のケアが当たり前になる

まず、革靴は毎日のケアが大事です。
安いスニーカーや量販店の1万円以下の靴と異なります。

良い靴を履いていると、そのぶん綺麗に保とうとしますから、必然的に靴の状態を気にするようになります。
外出先の満員電車で踏まれたり、道でブロックにぶつかったりして、靴が汚れていくこともあるでしょう。

また、ロウが革に染み込んでいるため、1日履いて置いていると、ジャケットの裾が擦れた部分などにロウがしだいに浮き上がってきます。

こうして、つま先に汚れがついていないか、ロウが浮いていないか、 クリームは十分にぬれているかなどを日頃から気にするようになります。
安い靴だと、また買い換えればいいやという考えでどうしてもサボりがちになりますから、これは大きな差です。

他の人の靴を見るようになる

また有名革靴メーカーのモデルを開いていると、同じ靴ブランドやモデル、同系統の靴を履いている人が目に入るようになります。
すると、その人はどれくらいケアしているのかが気になるようになります。
あのビジネスマンの人、同じ靴を履いている! しかも僕よりずっと長く履き込んでいて、磨かれている。スーツもバッグもきれいだし、尊敬するなあ・・・」といった眼差しで人を見るようになります。

また、若手ビジネスマンが集まるパーティなどでは同じような革靴を履いている人が集まる可能性が高いです。
すると、お互いの靴についてなんとなく見定めをするようになります

革靴を履いて日々ケアすることの面倒くささや大変さを知っているからこそ、相手がそれに時間を割いている人なのかを見るようになるわけです

当然、時間をかけてケアしていることが一目でわかる靴を履いている人は、それだけ丁寧に靴に向き合っているということ。
こうした第一印象は、自らの靴磨きを知ってその大変さ、めんどくささを知っていないと分かりません。

また特定のフレンチ靴などの場合、最初お店で新品で買うときに、ギチギチのフィッティングをした上で履き始めます。
これは10年履くうえで革の伸びなども考慮し、最初はギリギリのサイズを選ぶことで、長く履けるようになるという考え方が根底にあります。

フィッティングでぴったりになると、購入して1年目は足にマメができつづけても我慢して慣らしながら履くことになります。
高いお金を払ったうえでの苦行ですが、必然的にその苦労を経ている人は靴の履き方が違います。
1年耐えてやっと革が馴染んできたものをそうそう捨てるわけにはいきませんから、余計に愛着が湧くようになります。

すると仕事に対してもマメな方かもしれないということが推測できるわけです。
立派な社会人になるためには良い靴を履きなさい」と言われるのはここに一つの理由があるでしょう。

日々の変化に気づけているか

革靴を履いていると革靴が日々変化し、革が生き物であることが手に取るように分かります。

特に冬の時期は昼夜の寒暖差が激しく、ロウが浮き出しやすいため、本当に毎日ブラッシングをしなければいけません。
朝の急いでいる時間に靴のケアをしなければいけなくなるのは面倒くさくもあります。

しかしこうして毎日使うものの状態に日々注意を払っていることは、決して悪いことではありません。

革靴はもちろんのこと、バッグやスーツなど、体に身につけるものは日々ダメージを蓄積しています。それらに気を配っていないと、大事なときにカビが生えていて使えないということも起こり得ます。

仕事に忙殺されるなかで常に自分の身の回りの状態を把握し、日々の変化に気づけているか。
これは仕事にもつながる大切な視点だと思います。

実際にケアをするためには、手間とお金を考えて行なっていくことになります。

街中の靴磨きは1000円前後でやってもらえますが、 果たして毎週靴磨きに行くほどのエネルギーが避けるかは考えなければいけません。

自宅で靴のケアをする場合には、革靴のブラシ2本、ケアクリーム2種類など、合計で数千円するレザーケアキットを買います。
買ったところでどうやったらそのアイテムを有効活用できるかは自ら身につけなければいけません。

うまくできなければその状態が革靴に日々現れてくるわけですから、うまくやっていることできていない人の差が歴然としてきます。
ケアができていなくて革靴が傷んできた、恥ずかしくてもう履けない!ということもあるでしょう。

実際中古のブランドショップでは、あまりにケアされておらず痛んでしまった革靴がたくさん売られています。
これらは 買ったものがうまく革靴と付き合いきれなかったオーナーたちがいたという証拠です。

要するに、毎日面倒くさいなかで自分の時間を捻出し、毎日習慣化できるぶんのエネルギーとコストをかけている人だけが、革靴を履き続けることができるというわけです。

同じ革靴を何年も履いていると周囲から尊敬されるのはこうした理由です。
革靴を上手にケアしている人は、日々やるべきことを習慣化し、それを続けられているという証拠です。

仕事と靴は関係なさそうに見えますが、人間性という意味では安心して仕事のパートナーにできますね。

高い靴を放置している人は仕事ができない

この視点からいえば、高いお金を出してとりあえず勧められるがままに高い革靴を一つ買って、そのままになっている人は、仕事のパートナーとしては不適切です。
特に明らかにケアしていない革靴を履き続けてる人は、いくら上に着用しているスーツが立派であっても、人間の「底」が知れます。
金融や不動産など、高いお金を扱う仕事の人ほど、その人間性はスーツよりも靴との付き合い方に現れるのではないでしょうか。

なぜなら人間性は、「目立たない所」に現れるからです
その目立たない部分に気を配れるかどうかは、日頃の自分の努力がものを言います。

以上革靴の考え方についてお話ししてきました。
私自身も革靴にきちんと向け初めてたかだか1年ですが、大きな発見がいくつもありましたし、これからも発見があるでしょう。
また靴磨き職人のインタビューなどを読んで見ると、また違った発見があるかもしれません。

社会人としても、靴を通じて自分の人間性がどう見られているかを知り、日頃の生活に生かしてほしいと思います。

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Ryuki Hayano

早野 龍輝 (Hayano Ryuki→はやのん)編集者&メディアディレクター。 2012年、新卒から書籍編集者となり、ビジネス書づくりをスタート。自己啓発や経営書を中心に、自分と同世代の読...

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