クリエイティブ系と営業系、フリーランスの二種類の中間にいる僕の話

フリーランス

クリエイティブ系フリーランスとは

ライターやデザイナー、カメラマンなど、これを作ってくださいと言われて、締め切りまでにそのクリエイティブを納品するみたい人、これが普通のフリーランスのイメージでしょう。

僕自身も会社員時代は、フリーランスときいてそういう自由なイメージをもっていました。

僕が前職の出版社を辞めた時も、フリーランスになりたいと思ったのも、前職でそういう人たちの出入りがあったからです。

喋っても、「やりたいことだけやってる」感じがしていました。カメラマンだったらカメラマンだけとか、ライターだったら本を書くだけとかシンプルで会議とかもでなくていいなと思っていました。服装も自由な感じで、そのイメージに結構縛られている、そんなイメージでしたね。

元々僕自身がこもって作るのが好きだから、「家にこもって作る」みたいなのが憧れであって、そういう職人のような感じを求めてフリーランスになったというところがあったんです。

ただ起業してみて気づいたのは、フリーランスのイメージは実際と全然違ったということでした。

会社にとらわれず動けることは、新しい仕事を生み出す

制作系じゃない、会社にとらわれないで動く方の営業の人もフリーランスとして成り立つのではないか。最近そう思っています。

特に制作系で、クライアントは意外と自分が本当に作るべき物をそんなに分かってません。つまり注文する前段階で、これを作るべきと思ってたら発注すればいいけれど、そもそもその作るべきものがそんなに正確にイメージできていないケースも結構あります。

一番分かりやすいのは、特定の機能を持ったホームページ。

例えば社員紹介とか会社の挨拶だけだったら何でもいいけど、予約フォームやEC、通販、見積表など機能を足すと、途端にサイト自体が難しくなる。それは実際の店舗のオペレーションとウェブサイト上でやるオペレーションは違っていて、お客さんの動き方やお客さんに情報が伝わる順序が違うから。
お店での動きをサイト上で再現する場合は、実は店の人だけではわからないことがある。

だから外部の人が聞いて整理してあげて、どんなケースが成り立ち得るのかと聞いてあげることで、それに必要な写真や文章を考えてあげないといけない。

こういうのを「要件定義」と言うらしいんですが、サイトを作るときの要件定義みたいな所は、実は外部の人と喋らないと意外と思いつかなかったりすることは結構あります。

制作系の仕事は、提案営業をやってみるとレベルが上がる

今までは向こうがイメージしたものを聞いてその通りにやってたけれど、それじゃだめだって気づいて、こっちからプラスアルファで、あなたがやりたいのはこういう制作ですよねね、その方がより目的に近いですよねと言ってあげて、それに対して制作提案してあげます。

これを「提案営業」というんだけど、そうすることで結局生み出される仕事の量も多くなるから、フリーランス側もハッピーだし、向こうが単に作るだけの目的に対してベストなウェブサイトとかシステムを作ることはできるから、結果に本業にとってプラスになる。それは言われた通りのものを作るとは全然違うなと思ったけど、これも確かにフリーランスなんじゃないかと思っています。

案件を生み出せることは、価値が大きい

僕みたいに出版とウェブのの両方をやってると、両方の作り方や知識、業界の前提知識、業者の相場などを分かってるから、コンテンツ作り全般において色々提案ができるようになります。

でも、問い合わせる側は出版なら出版だけ、ウェブサイト制作ならウェブサイト制作だけなど、どっちかしか思い付いてないので、僕みたいにいろんな業界に足を踏み入れてるフリーランスとしゃべるだけで発想が広がったりします。

それが多分もともと思ってたよりも広い発見があって結果的にゴールに近づける、案件を広げられる、より大きな案件を生み出せることにつながります。それは複数業界をまたぐ、フリーランスの僕ならではの存在価値だなと思っています。それは今までやってきた自分の経験が活かせるし、仕事も大きくなるから、みんなハッピーになります。そっちのフリーランス的な生き方も面白いなと思っています。

営業代行みたいなところだけど、その分一人一人に対して違うものを提案しなければいけません。話を聞くこともそうだし、常に最新情報を仕入れてることもそうだから、人間のスキルとして非常に高いものが求められます。また大変でエネルギーも使うけど、生み出せる価値は大きいです。そのかわり普通より高い報酬をもらうことができることはフリーランス面白さだと思ってます。

僕自身、3年間で営業に対してイメージが大きく変わった

フリーランスはやればやるほど稼げるって言うと思うけど、やることも2種類あると思っています。一つの決められた作業を文章なら文章、写真だけなら写真だけやり続けて稼ぐ場合と、もう一つは複数の技能を組み合わせて相手の話を聞いて提案するって言う場合があります。

一人に本の編集部とウェブ事業部とウェブのデザインスチールなどが全部集まっていて、本人が予期しないところで相談が出てきたり、そんな発見もあるのかというのが出てきたりします。営業系のフリーランスの柔軟な発想というのが一番価値があるなと思って、フリーランスになる人のイメージも変わったし、おそらくフリー編集者として生きていくっていうことを一つのテーマにしてるんだけど、フリー編集者はたぶんそれが必須だと思っています。

フリーの編集者は、仕事を生み出す作業に一定の時間を割くべき

単純に出版社が決めた仕事を編集者として請け負うんじゃなくて、自分からコンテンツビジネス全般のどんなビジネスが成り立ちうるかを常に仕入れておいて提案していくのが必要で、その仕事をみて作業にいってる時間を割くべきだと思います。だから僕はもちろん営業系のフリーランスとしても研鑽を積んで行きたいなと思っているし、同じように制作系の仕事持ってる人も一つの提案営業をやってみるとすごい仕事幅が広がるし、知識も仕入れられて面白いかなと思う 。

会社を通して確かにそうですのよさを追加すると確かに確かに大企業どうしたどうしたらすごいめんどくさくてそれでクリエイティブの旬を逃したりてのがあるんだけど少人数相手に一人のフリーランスが機動力高めていくと結果的に制作のスピードが来る背中腰柔軟性が高いからなあ確かにフリーランスの柔軟性が良さとして出るかなと思いますね