Profile

早野龍輝(はやの・りゅうき)

動画コンテンツプロデューサー。

”動画の可能性を感じるのは、それが人との関わりを変えるから。”

1988年、熊本県生まれ。2012年、新卒で中経出版に入社。ベストセラー編集者を上司とし、新人一年目から担当を持つ。初の単行本企画が3万部超のヒットとなったことを受け、同年代ターゲットに向けた書籍を多数刊行。2014年、株式会社KADOKAWAの社員となったのちは、第5次人工知能ブームの先駆けとなるAI入門書も刊行しヒットさせるなど、4年間で36冊の書籍を世に刊行する。

同時に興味をもったのが、コミュニティの可能性。人と人とがリアルに顔をつきあわせ、同じ方向に向かって物事を進めていく面白さにとりつかれ、社会人同志の集いを多数開催する。

2015年には「リアルスペースの存在」の必要性を求め、「TOKYO PRODUCERS HOUSE」の企画を創案。同志とともに千代田区神田錦町に会員制イベントスペースを設立。「食べる・住む・働く」が連関した職住近接のビルを標榜し、空き店舗を300万円の費用をかけてリニューアル。

スペースの完成を見届けたのち、KADOKAWAを退職。「自分の足で立ち、自分の力でどこまでできるかを試してみたい」という信念から、フリーランス編集者として独立。ひとり社長として株式会社メディア・コンフィデンスの代表となる。

起業後は”企業がもつコンテンツを引き出す”ことを最大のテーマに、当時隆盛をきわめていたコンテンツマーケティングの世界に身を投じる。書籍編集のみの技能から、ワードプレス構築、メディア運営、一眼カメラ撮影の技能を習得。

国内でも希少な「フリー編集者」として、書籍の企画依頼やウェブサイト立ち上げ、社外会報の刊行などを歴任。どんな大企業クライアントであっても代理店をはさまず、草案段階から直接コミット。プロジェクト責任者としてコンテンツ制作に関わるスタイルが確立される。

2018年、ベネッセが日本法人を運営するサイト「Udemy」からのスカウトをもとに、自身が講師となる顔出し動画セミナーへの挑戦を決意。 動画コンテンツの特性に触れながら、苦心の末に動画制作ノウハウを確立。初回講座を配信後、講師らから動画クオリティへの評価を得たことをきっかけに開眼、セミナー動画の可能性を追求しはじめる。その後、2ヶ月に1講座のペースで配信公開を続け、合計200本のセミナー動画を配信したことで、動画づくりのノウハウをさらに高める。出版ブランディング理論をはじめとし、5時間弱の動画が1年間で100名以上に購入されたことを受け、「フルコンテンツ」の可能性を追求しはじめる。

2019年末、本格的な動画の時代の到来を感じたことで、動画プロデュースの世界で自らの技能を最大限発揮することを決意。2020年にはフリーランスとしての業務体系も一新、個人サイトも大幅リニューアル。協力会社の理解も得て、動画プロデューサーとして活動しながら個人での情報発信を精力的に開始。

結果的に「本」「ウェブ」「動画」の3メディアに従事し、それぞれを複数年にわたり研究したことで、発信と関わりを重視する独自のメディア感覚を得る。特定のメディアにしばられず、課題に応じて最適なメディアを提案できる強みをもとに、最も可能性を感じる動画を柱として活動を決意するに至る。