Udemyセミナー動画配信体験記その③〜編集の苦労

Udemy

こんにちは、早野龍輝(@hayanon880)です。
今回は、自分がUdemyで講師として動画を撮影し、編集してみた体験記をお伝えしていきたいと思います。

今後、「動画をやってみたい」「セミナー動画って、どれくらい大変なのか知りたい」といった人向けにまとめてみます。

今回のテーマは編集面。編集過程で大変だったことをまとめます。

苦労ポイント1:動画書き出し時間が長い!

苦労ポイントの1つ目は、動画の書き出し時間が長く、手間取ったことです。

自分の動画は短編でつくっていたつもりなので、あまり苦労しなくてもサクサク書き出せると思っていたんです。

なんなら、5分ぐらいの動画なら空き時間にささっと書き出せるくらいに思っていました。

ただ、撮影の途中から撮影方法を変えて、グリーンバックでの背景合成に変更したことで、ここから書き出し時間が長くなる要素が増えてしまったと思います。

もともとはスライド上に顔出しせずに声を入れる想定だったので、そこから変更してスライドと顔出し講義の2つの動画を合成してさらにグリーンバックを消して画像を入れていたわけです。

また、僕の場合オープニングと本編とエンディングで、それぞれ背景を変えたのですが、これも時間がかかる要因でした。1つの動画につき、三つの動画を書き出して一つにするのですから、書き出しだけで4工程かかります。

見る人にとっては、工程が増えたぶん内容も充実します。でも、前置きも長くなるし、内容の新しいことが増えるわけではないわけで、これ必要だったかなと反省しています。

撮影が1本の動画で1時間弱、編集の時間が1本30分、書き出しが1時間。ミスがあると最初からやりなおし。40本の動画で1講座だとしても、かけすぎかもしれません。

ファイル管理が大変すぎ!

編集苦労ポイントの2つ目が、ファイル管理ですね。

動画はファイル容量が大きいです。予想外でした。

10分以内の動画とはいえ、40本となるとデータ量は相当です。
素材と完成品が2つ以上存在するわけですから、実際は10分程度の動画ファイルが100本分近くあるわけです。すると、油断すると40ギガ、50ギガ程度の容量をくってしまいます。

僕のMacBookも、256GBのものなので、正味で使えるストレージは100GBぐらい。写真データなどもありますから、あっという間にファイルがいっぱいになってしまう。

そこで頼りにしていたのが、Adobeのクラウド。

僕は動画編集でAdobeのpremierePro有償版をつかっているので、その月契約をした時点でCreative Cloudの100 GBがセットでついています。

ただこれも、写真のソフト・Lightroomでも容量を使っていることがあって、結局撮影終了時点で100GBいっぱいになってしまいました。

動画編集はそれくらいデータ量を食うわけで、パソコンの容量を増やしていても何講座かやるうちに必ず同じ問題にたどり着くわけです。

あと心配なのが、動画をアップした後のファイル管理です。

一言で言うと「アップしたら、保存しておく余裕がない」わけです。
次の講座のための容量を空けなくてはいけないですから。

ただ、動画の怖いところは後から間違いが発見されて修正しなくてはいけなくなること。
こうした修正対応も考えると、元データのファイルを残すか消すか迷います。

このブログを書いている時点ではまだ元データは消してないんですけれども、次の講座の撮影が始まるまでには消さなくてはいけません。

編集点を探すのが面倒!

編集苦労ポイントの3つ目は、編集点探しです。

編集点とは何かと言うと、講義で話していて途中で何らかのアクシデントで止まってしまったり失敗してしまったとき、途中からやりなおすための目印です。

これを編集点と呼ぶんですが、これが入ると途端にミスの可能性がぐっとあがるわけです。

・途中で次のスライドがわからなくなり中断した
・途中で上手く話せなくなって中断した
・物が倒れたり、部屋の外から救急車の音が入ってきた

こういったアクシデントが動画撮影の途中で起こると、最初からやりなおすよりは途中からやりなおしたくなります。
僕の撮影時もなんどもありました。

ただ経験からいうと、撮影だけをかんがえれば編集点をつくって途中からやりなおせばいいのですが、編集とアップ、ミス対応まで考えると、編集点を途中でつくるような撮影方法はやめたほうがいいなと思いました。結局言えるのは、

Hayano
多少面倒くさくても、一本撮りでやりなおしたほうがいい。

ということ。なぜなら、編集点が途中で入ることで、あとから気付かずにアップしてしまう可能性が高まってしまうためです。

本の編集などと異なり、動画はすべて再生しないとどこがおかしいのが一目でわからないわけです。動画途中に消すべき部分、繋げる部分を入れておくと、発見できないんですね。

撮影後の編集フローを最速化し、なおかつミスを減らすためには、途中の編集点は禁止にしないといけないわけです。

また、編集点をOKにすると、すぐに中断したくなります。しかしあまり中断していると、途中で話し方が変わってきてしまって、「これつないでるな〜」というのが見る側からもわかってしまうわけです。

今回、10分〜15分の動画で真ん中辺りに編集点をつくったものは、いくつか見落としたままアップロードして、担当の方に指摘されたことがありました。
すると、編集→書き出し→アップ→チェックの工程がすべてやりなおしになるわけです。1つの編集点を見落とすと、1時間以上無駄になるわけですね。

それよりは、編集点を見落とす可能性をゼロにする、つまり途中の編集点をつくらないということを徹底しないといけません。

そのために必要なことは何か。単純で、「撮影時間を短くする」だけなんですよね。
素材が5分なら、3分くらいやったときにミスっても最初からやりなおせばいいわけです。
書き出しやチェックも減ります。
1本あたりの時間が半分になってチャプター数(動画の本数)が増えても、いいとおもいます。

今後は撮影途中ではノンストップで、そのぶん1本あたりの動画を5分以内にまとめていきたいですね。

動画を短くするために、OPやEDももう別撮りしなくていいのではないかと考えています。
本編の冒頭だけOPっぽいことを話すわけですね。

このあたりは実際に次の講座撮影時に確定させたいと思います。

以上、動画セミナーを撮影して編集してみて、感じた反省点と改善点についてまとめました。

今後いよいよアップして販売していくので、その点でまた発見と反省があると思いますので、それもこのブログでシェアしていきたいと思います 。