連写と高画質で一つの完成系を感じた
こんにちは、編集者のはやのん(@hayanon880)です。
ソニーのミラーレス一眼カメラ「α7RⅢ」を先日購入したのですが、完成度が高く、いろいろなインスピレーションを生んでくれそうなので、今感じていることをまとめます。
α7RⅡと比べて、連写性能バッファーが上がったので、連続撮影した時に画面が止まらずに動き続けられます。これで、例えば運動会やスポーツ、暗い中で早く動くと言うとお笑いライブなど今まで連続撮影したいけど性能が求められていたシーンで活躍できます。
ほぼ趣味のレベルではほぼ完璧なレベルで作動してくれる、非常に良いカメラだなと思っています。
4000万画素以上で連写できるから、タイミングをとる技術がなくても連写していれば1秒間に10枚、7秒間で70連写できるから、オートフォーカスにしていればシャッターチャンスを逃しません。

縦撮影が多いので、純正のバッテリーグリップを装着。重量にするとなかなかの重さなので筋トレも必要。
タイミングよく撮れることに技術的な差がでなくなった?
するとタイミングよくいい写真が撮れること自体には差がつかなくなりました。結婚式のカメラマンや運動会のスポーツカメラマンなどですね。いい場所でカメラさえ構えていれば、あとは連写していればいいので、実はそんなに技術的な差が出なくなりました。
カメラが高性能になると、プロカメラマンの価値はどこにあるのか
高性能のカメラを持っていると、プロカメラマンの価値、お金払ってもらえるカメラってどこにあるんだろうということを考えなければいけません。カメラ自体は月一万円ぐらいでリースすれば、プロカメラマンを雇うより安く上がるわけです。すると、RⅢを持ってるとプロに頼む理由がなくなると思うんですよね。こういうカメラを持ってると、単純にいいカメラ持ってるから仕事になる時代はもう終わったなと感じたわけです(ちょっと重いけど・・・)。
本体を月1万円でリースしてレンズを10万円で買って、何をやっていこうかっていうところになります。
良いカメラで撮るのは差がつかない、それなら、「どう撮るか」で差をつけるしかないなと思ったんです。
例えば人を撮るんだったら漫然に撮るんじゃなくて、何か一つジャンルを決める。例えば女の子を撮るんだったら、例えば野外の海辺の写真をずっと撮るとか、あるいは特定の一人の女の子をずっと撮るとか、写真を撮るだけじゃなくて安く買えるファッションでいろんな早着替えをしてもらっていろんな写真を撮るとかですね。
いろいろ自分なりのやり方を考えていかなきゃいけないなと思います。
そうなると、カメラマンというか「クリエイター」または「スタイリスト」のような形になってくるのかなと思いますね。

シャッターを切った後の画像確認や、パソコンにつないでのティザー撮影など、細かいところでのレスポンス速度が向上しているので、かなり使いやすい。レンズはSEL70200G。
量でも質でもなくブランド
α7RⅢは連写性能がいいので被写体が動いてもほとんど逃すことはありません。ジャンプしてもらったり走ってもらったり、ブランコに乗ったりしても撮れるものだから、そういう動きのある写真を撮ります。スマホではできないけどα7RⅢでできる写真を、いくつかでやっていく中で自分の作風を見つけていくといいなと思ってるんですよね。
高画質だから本に向いている→フォトエッセイはどうか
α7RⅢの4000万画素というと、高画質で周辺を切っても高画質のままで残るから、例えばある程度流れに任せて撮って、後から見返して使えそうなところがあったらトリミングして中心だけ使うこともできます。それだけでも十分高画質なので、印刷するのにも向いているなと思います。
印刷していくのも写真1枚1枚印刷しても飾るだけになっちゃうけど、これをもしフォトブックにしたら面白いなと思います。
高画質だから写真集にするためにデータの量も十分にあるし、補正しても使えるからフォトエッセイとか写真集に使ってみるのもいいかなと思うんですよね。例えば自分の作品集を作るつもりで、モデルさんとかに声をかけてポートレート集を作っていきます。
写真集を作るサービスはいくつかあるので、どんなデータ形式すればいいか事前に調べた上でたくさん写真を撮っていくといいですね。その中でもただ撮るんじゃなくて、やっぱり自分の作風を追及していく、その中でカメラの性能も自然とついてくるから。するといいカメラ持ってるなりのそれなりの良い創作活動ができるのかなと思いました。
たくさん撮れることを生かすのと、高画質に撮れることを生かすのと
α7RⅢの「たくさん高画質に撮れる」という特性を十分活かしていくのも一つの考え方かなと思いました。
僕自身も、一つ作風を作ってやっていくことを大事にしたいなとと思っています。撮影も3年やっていて人物撮影でお金をもらえるようになってきたので、もう一つレベルを上げたいなというところで、日々撮影しているわけです。
最近買った『女の子がかわいく見えちゃう55の撮り方』みたいなノウハウ本もあるんですけど、こういう本を自分のポートレートの技術がある程度レベルが上がった上で読むとさらに発見があります。これもまた試してみたいなと思ってます。

決して初心者向けではないが、カメラをやっていてよかったなと心から思える一つの完成形。