音声入力とは
出来る限り早くタイピングしたいと考えたら、無料で使える音声入力を検討してみてもいいかもしれません。
最近は専用のソフトを買わなくても、Googleドキュメントで音声入力を実践することができるようになりました。
この文章も音声入力で書いていますが、やり方に慣れるとタイピングをして手が疲れることがなくなるため、楽に文字を打つことができるようになります。
音声入力が活躍するシーン
パソコンで音声入力をする場合のねらいは、机に座ってブログを書いたりするとき、入力をスピードアップすることがねらいです。
特に、日頃から毎日の出来事をブログに記録したり、特定のニュースや本について感じたことをさらっと記録しておきたい場合においては、音声入力をさっと立ち上げて吹き込むような習慣をつけると楽です。
もともと音声入力は、高額なソフトを購入するしかありませんでした。
そこから進歩し、現在ではGoogleドキュメントにインターネットでつなぐだけでこれが利用できるわけですから、技術の進歩は大きいと思います。
これまでは時間がなくて音声にメモするだけで精一杯だった内容が、ここに来て音声入力の急激な発展により文字化することができるようになりました。
利用方法
音声入力は結構はっきり喋らないと認識されないため、自宅でマイクに向かってハキハキと喋る練習をしなければいけません。
カフェやオフィスでやると、奇異な目で見られますし、周囲の雑音も入りやすいでしょう。
できれば自宅のデスクの静かな環境で一人マイクに向き合う状態を作ることが必要です。
一人暮らしなら問題ないと思います。
実際の利用方法としてはまずパソコンをインターネットにつないでブラウザからGoogleドキュメントを開きます。
「ツール」というタブがあるので、そこをクリックすると音声入力のスタートボタンがあります。
すると画面の側にマイクがでてくるので、それをクリックすると文字入力モードに変わります。あとは話すだけです。
ショートカットでは、Macだと
えんえんとしゃべり続けるというよりは、文章を喋っている途中で認識のために動作が一時止まるため、その動作のタイミングを待ってタイミングよく音声を入力しなければいけません。
多少区切りながらゆっくり話すほうが良いでしょう。
僕が使ってみてわかった音声入力の良さ
僕自身も、音声入力を使い始めて一か月ほどで慣れてきました。
机でモニターに向かったまま、肩の力を入れずにしゃべるだけで文字が入力できるので、肩が凝りやすい僕にとっては非常にうってつけの状態が作れています。
実際には文字入力だけで完璧に入力できるわけではなく、どうしても文字の間違いや変換ミスが起こるので、その都度タイピングで戻って修正していく形をとっています。
調子が良ければ10分ほどで3000文字の文章を書けることもあります。
また調子が悪くても、ちょっとした時間で1500文字〜2000文字の文字を用意することができます。
またインタビュー先などで録音してきた音声については、ヘッドホンで聴きながら音声だけを再度自分の声で音声入力します。これで、粗いですが素早い文字起こしが可能にもなります。
今後インタビュー収録などが増えていった場合に音声入力が使えるか使えないかで作業量の差に大きく影響するでしょう。
内容を考えながら音声入力するのは慣れが必要
音声入力には難しさもあります。
ブログを書こうとして、内容を考えながら音声入力をしていると操作がうまくいかない時に内容を忘れてしまうのです。
長文を話していると途中で止まってしまうこともあるため、思い通りにいかないと話そうとしていた内容が中断されてしまって、文章がおかしくなることがよくあります。
僕自身は一か月程度音声入力を試してみて、内容を考えながら音声入力をして、その場でタイピングもしながら適宜修正していくことができるようになりました。
予め話す内容をある程度決めてから音声入力にとりかかる方が結果的にうまくいきそうです。ブログであれば先に見出しを書いてから音声入力をスタートする、などですね。
まだまだ音声入力が改善の余地があるかもしれません。
音声入力にはこんな使い方もできるかも
僕自身はまだ実践していないのですがブログを書く以外にも音声入力の活用方法は様々に考えられそうです。
例えば読書メモ。読んだ本に付箋をつけておいて、週末にまとめてその本の抜粋を音声入力でまとめてみるのはどうでしょうか。
読んだ本の文章を書き写したり、ページをまるまる写真に撮って保存するのは大変ですが、本の残しておきたい内容を音読して文字化して保存しておくのであれば楽です。
読んだ本の記憶が薄れないうちに音声入力で自分のメモを作っておけば、後から一覧して本の内容を思い出すことができますからね。
この場合の音声入力での読書記録は、その時感じた感情や印象をそのまま残しておくイメージです。音声入力で文章を作るというよりは言葉を鮮度のよいまま残しておいて、あとで自分だけが見て思い出せるようなものです。
そのため文章が整っていなくても、言葉の断片でもかまいません。
本の内容以外でも、例えばビジネスセミナー。セミナー内容が動画や音声で配信されていることがありますが、動画や音声は保存性が悪く一覧性がないので、後から見返そうと思ってもなかなか面倒くさい点があります。
こちらも同様で、スマホで動画を視聴しながら机の上にあるパソコンのGoogleドキュメントに向かって、音声入力で要点を入力するなどの方法がとれるでしょう。
「メモ! マーケティングでは、〜〜が大事。」
「メモ! 販促でチェックすべき3つのポイントは、1つめが〜〜、2つめが〜〜、3つめが〜〜」
のように、自分なりのメモをリアルタイムでとっていくのです。
こうして、動画内容を文字にしておけば、後から要点を短時間で振り返るときも一目でわかります。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
音声入力はまだまだ改善の余地がありますが、自分で行なってみることで自分なりの使い方を発見することができるでしょう。
インターネットに繋いでいないと使えないという現状ではありますが、物事を記録したり考えを整理したりするのに使えます。
まずは個人ブログなど、内容の自由度が高いものから試してみてください。