イベントやメディアの出演・執筆依頼を受ける会社員がいる
業界の最新情勢や特定のノウハウを語る機会は数多い
こんにちは、編集者のはやのん(@hayanon880)です。
世の中には、会社員でありながら、イベントやメディアの出演依頼を受けている人がいます。
社長じゃなくても、働き方イベントとかよく東京ビックサイトとかでやっている同業者のイベントなどで、パネルディスカッションに出ている人ですね。たまにイベントのページとかを見ていて、普通の平社員が出ていて「何でこの人が出ているんだろう」と疑問に思う時ありますよね。あの人たちです。
自分の業界の最新事情とか特定の何かに対して詳しくて、しかもイベント主催者側と通じている人が出演オファーを受けています。
もちろん、仕事のノウハウや面白い業界の話をするだけなら、自分にも話せる、という人はいるかもしれません。しかし実は、大抵の人は話ができないからではなく、そもそもオファーが得られないからイベントに出られないという側面があります。
そういったイベントに呼ばれる状態を作るには一定の条件があります。今回はその条件について、お話ししていきたいと思います。
オファーを受ける準備を考えると、自分の強みが整理される
もしあなたが依頼を受けるとしたら、を考えてみよう
出演オファーを受けたいのであれば、「自分が何を話そうか」ということや、「自分がどんな話をすればお客さんが来るだろう」というの考えることが大事になってくると思います。
これは、あなたが日頃感じている経験とか仕事の進め方に対して、どこに「引き」=お客さんが興味をもつポイントがあるのかを考えるということになります。
これは仕事をするのとはまた別の、「マーケティング視点」が必要になります。
自分のやっている行動のどこが面白いのかを考えて、自分の行動を振り返る。これはなかなかエネルギーのいることなんですが、もしそこを整理することができれば自分の強みになりますから、自分の強みが整理されることになります。
「オファーを受ける準備」と言うとちょっと大げさなんですが、要は自分がどんな面白い話をして、人を惹きつけられるかを考えることが大事になってきます。
出演オファーを受ける会社員の条件とは?
出演オファーを出す側から考えてみると・・・
では今、出演オファーを受けてる人はどんな条件を満たしているのでしょうか。
出演オファーを出す側から考えてみたいと思います。
出演オファーを出す側から考えてみると、無数に会社員がいる中で何かしらのページを見てオファーをしていることが大半と思います。
飲み会でたまたま知り合ったというよりは、ホームページで見てとかどこかの紙の資料で見てオファーすることの方が多いと思います。
直接知り合うというよりは、間接的にメディアで知ったことの方が多い、というわけですね。
オファーを出す側からすると、企画しているイベントに人を呼ぶために、その目玉コンテンツとなる出演者=セミナーに出てくれる人探しているわけです。
まずはイベント自体を成り立たせなきゃいけないわけですから、講演のタイトル・ジャンルをはっきりさせないといけません。
つまり、どんなジャンルの人がどんな話をするかがわからないと、イベント企画自体ができないわけです。
「なんでも話せる」より「1個をコンパクトに」話せるほうが重要
こう考えてみると、オファーを出す側から考えてみると大事なのは、「どんな話ができるか、コンパクトにわかること」だと思います。
つまり、なんでも話せる」より「1個をコンパクトに」話せるほうが、出演オファーする側からしたらわかりやすいわけです。
まともに話せる話題がそれしかなくても、コンパクトな話ができるのであれば、それでOK。
しかもこの人は余計な話をせずにその話をしてくれるだろうから、 イベントの予定も立てやすいし、興味をもつ人も呼びやすいな、ということ考えるわけです。
何でも話せることより一個をコンパクトに話せるほうが重要ということがおわかりいただけると思います。
イベント出演だけではなく、ウェブの寄稿依頼も同様
これはイベントの場合だけじゃなくてウェブメディアの方も同様で、基本的に会ったことがないわけですから、おまけに短時間でやり取りをしなきゃいけないとなると、「なんでもいいから書いてください」というよりは、「あなたが日頃からおっしゃっておられるこの特定のテーマについて文章を書いてください」という依頼をする方が多いと思います。
オファーを出す側からすると何でも話せるより、一個をコンパクトに話せるようにする方が良い事がお分かりいただけると思います。
経歴と現職が一目で伝わる資料が大切
そのためには、ある特定の一個をテーマをコンパクトに話せますよ!と伝えることが大事だと思います。
経歴と現職が一目で伝わり、何がコンパクトに話せるかがピンポイントで伝わることが大事です。
さらに経歴の中に自分の今の仕事の中でこういったことが話せますよ、というタイトル案みたいなものが書いてあるとなお良いでしょう。いずれも、10分とか20分とかの講演向きで話せるようになっているのが一番いいです。
例えば「美容業界で、特定の層にリーチできるマーケティングオートメーションの方法が分かります」とか、会計士だったら「家族経営の会計のことについて話せます」とかですね。
色々なコンパクトなタイトルがあると思うんですが、コンパクトなタイトルが一目でわかり、しかもそれが経歴と現職の仕事とあっているのがいいと思います。
会社員でもイベントやメディアの出演依頼を受けるための下準備
ブログ・ウェブサイトを立ち上げる
上記の話を元にして、大事なのは一目でわかる状態を作っておいて、オファーを受ける準備をすることだと思います。
まずは紙媒体に自分が載ることで人目に触れる機会を作ることも大事なんですが、それは自分でできることではないので、まずブログかウェブサイトを立ち上げておくのが無難だと思います。
プロフィールを「一目でわかる」状態にする
その上でブログはほどほどに、プロフィールをまず一目でわかる状態にするのが先決だと思います。
自分のプロフィールの中に、先ほど話した経歴と現職が一目でわかる資料を作って、なおかつ自分が講演するならどんな内容が話せるかをまとめることが大事です。
競合調査をする
サイトがだいたいできたら、その上で似たような人がいないかを競合調査します。
もし似たような人がいて同じテーマでうまくいってるのであれば勝ち目がないですから、ちょっと自分なりのやり方を考えたり、もしくはその人がたくさんイベントに出演しているなら、その主催者と知り合いになるためにアプローチをするといった方法が大事です。
ツイッターを開設し、関連性の高いツイートだけを投稿する
プロフィールページを作ったら、ホームページのリンクを貼る形でTwitterを開設して、関連性の高いツイートだけを投稿していくことで検索してヒットする可能性が高まります。
ウェブサイトを立ち上げて一年以内だと、検索でヒットするよりはTwitter上で検索されるほうが、人目に触れる可能性が高いと思いますから、Twitterを開設することも重要かと思います。
同業者のツイッターやブログに自分からコメントする
最後に、同業者のTwitterやブログに自分からコメントをして、人目に触れるチャンスを増やしていくことも大事です。
知らないアカウントからコメントが来ていても、しっかりしたプロフィールの人でブログを見ても内容がきちんとしていれば信頼を得られます。
Twitterで“いいね”を押したりブログにコメントして、知らない人と触れ合っていくきっかけを作っていくのは大事だと思います。
その結果主催者の目に触れて、オファーがくるという方向に繋がっていくと思います。
こういった活動の結果、会社員でもイベントやメディアの出演依頼を受けることが可能になると思います。